昔は結婚の祝辞で長恨歌の一節が聴けたが、
今は神父等が健やかなるときもと言うのか?
翼をならべ枝をはさむと契らせたまうとは、
源氏物語の一節で元は長恨歌からの引用だ。
玄宗皇帝と楊貴妃の史実を白居易が詠った。
昔は教養として白氏文集は必須だったので、
長恨の意味も分かっていたが今の時代では、
結婚式に恨みから引用するのは忌まれるの?
皇帝の眼前で切られた楊貴妃が詠んだ句が、
在天願作比翼鳥在地願為連理枝の一文です。
それ故、桐壷の帝も長恨歌の屏風のまえで、
連綿として桐壷の更衣を思い続けるのです。
They vowed their eternal love before the priest.
そんな事が虚しくなるコロナの惨状みたい。
かうぶりの 矢舞にくする あがつまに
やくなき叫び 花しづむらん 令和 恋上